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デストロイヤーのリカバリー [ギター]

 懸案だったチウニング問題はとりあえずナットの交換をしました。
 ちょっと曲がって取り付いていたケーラーもまっすぐにしてもらいました。

 これでいけるんでねえかと。


 リハで確認しましたが。
 惨敗。

 曲中で弾いてる途中からなんかキモチわるーい響きになっていくのがわかる。


 しくしく・・・。


 一時はバリ暑の登板も試みましたがEMGサウンドは今回の気分とはやぱ違う。

 

 しかたない。

 ・・・・ロックナットの復活。
 いったん外したんですが   これ以外手段が思いつきません。


 アーミングやベンドでチウニングが狂うのは、そもそもヘッド角がつきすぎていて弦のナット摩擦はゴトーのマグナムロックであろうとついていいけないのだという仮説。
 とするとやっぱりロックナットでナット直前で固定するほうが弦の座屈モードもやわらいでちょっとはマシかもしれません。ロックナットのせいで余計に角度がついて悪化するという危険もなくはないケド。

 ただし、ロックナットのネジは皿ネジでインチサイズのうえにヘックスレンチの対角距離が短いという凶悪な設計ですので、それを何とかしないと・・・。


 調べると、固定ネジはインチネジ規格UNCのNo8。
 JISのM4に近いのですが違います。
 ネジアタマは東急ハンズにはプラスネジのしかありませんでした。トルクは握力次第か。
 ネジのなにわにいけばキット六角頭のがあるんではないかと思うですが。
 今回は時間もないのでプラスねじで。

 ロックナットからはみ出ない長さは7~8mm程度なのですが、当然そんな都合のいい長さが売ってるわけでもなく。1インチ長(25.4mm)から切り出すしかありません。
 しばらく使ってなかった金工ノコを引っ張り出して。
 リハまであと2時間みたいなタイミングで何とか3本間に合いました。


 ま、見た目はかなりナンというかうーんという感じではある。
 なんかぎりぎりくん。1弦はロックできてる?て感じ。

 P1090248.JPG

 

 で、チウニングはどうだったかというと、随分マシにはなりました。
 少なくとも演奏中に不安になるようなことはほぼなくなり。
 オクターブを詳細にチェックすると、12フレットを境にフラット気味になっててそれがキモチ悪ーい原因のひとつ。本当はフレット整形か打ち直ししてもらわなあきません。
 1~2曲間ごとにチェックしないといけません。それも開放弦ではなく7~10フレットの実音で調整するのがよさげす。
 この辺はケーラーのファインチューナーの可動範囲の広さに救われたというか。
 こうすればなんとかなりそうはなりそう。

 

 けどねえ。フロイドローズタイプのあの絶対的な信頼感はケーラーではムリなんでしょう。
 1弦ハイポジションの短サスティンも「セミアコ風」と言い聞かせてはいますが、旧いケーラーですし。
 再発売のケーラーはサウンドハウスを覗くと音の詰まりも解消され・・・的なレビューがあるのも気になります。
 投資の価値ありか・・・・。
 次のイベントまでに考えます。


 これは想像なのですが、設計の段階で木取りの面積が広くてボディーが重くなりすぎる問題があって、ボディー比重を下げる必要があったように思えます。必然的にサスティンが減るのですが、ブリッジをロングトラベルタイプの重いものにしてリカバリーしたんではないかと。
 なので、ケーラーなんか載せちゃうとサスティンはひどく短くなると・・・。


 こんな低性能なデストロイヤーですが、音は意外にまともで。守備範囲が広いんです。
 84年製ですが、このころのはメーカーでもPUの選択肢もあまりなかったんでしょうね。

 


 高槻ジャズストリートはツィード豪華くんのマイクチャンネルとインストチャンネルをクリーンとリードということでラインセレクタで使い分けました。

 クリーンチャンネルには(まさかの無改造)アリオンコーラス。
 リードチャンネルはタッキーパーツキットで作った意外に歪むZ's Driveと癖の強いRMのVooDoo1もどき。さらに飛び道具でこれも以前作ったRMオクタビア。リードはなんとかアンプとペダルでサスティンを持たそうという作戦で。
 ツィードアンプの使い方として恐らくかなりしちゃいけいないことをしてます。w


 ああ。エフェクターボードなんて学生時代以来初投入でしょうね。ん10年ぶりです。

2011_0503高槻0054.JPG

P1090246.JPG

上段は左からドノーマルのアリオンコーラスととっても便利なボスのラインセレクタ。
右上のべリンガーのハーモニストは強力なのですが、バッファーが電源ノイズを拾うので今回はパス。電源自作せなあきませんな。

左下からVooDoo1もどき。Z's Drive。RMオクタビア。これも無改造のタッチワウ。

 Z's Driveと飛び道具のおかげでなんとかサスティンを気にしなくて良くなりました。ははは。

 

 

 はい。わざとらしいです。w

 

 

 ・・・ しくしく。


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moonrabbit

ちゃんと曲にはまっている感じがします。
フロイドローズといえば・・・・再確認したら、
うちのフェルナンデスちゃんはHEAD CRASHERでした。
最近触っていないなぁ、ほんと。( 泣 )
by moonrabbit (2011-05-07 10:30) 

サダー

>moonrabbitさん
そこはかにツィードな匂いありですが、オクタビアがスパイス強すぎ。w
覚えたてのスケール練習みたいなのもご愛嬌ということで。w
ヘッドクラッシャー(懐!)。何といってもネーミングがぐうですね。
by サダー (2011-05-08 01:00) 

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